BAD HOPの歌詞に、ライティングの超重要なポイントが詰まってたので解説します

『沢山にじゃなくて
お前だけに届けてる
始めたては何もない
今の俺と違って』

この歌詞聞いた時、

うわ、えっぐ！！！！！
ライティングのめちゃくちゃ大事なポイント述べてるやん。

ってなりましたので、解説します。

私はただ散歩しながら、
好きな曲を聴いてテンションを上げていただけなのですが、

常にアンテナ張って研究しようとすると、
日常のあらゆるものから学びを得ることができるようになります。

今回の曲もそうですが、

他にも、街中で見かける広告はもちろん、
新しくオープンしたお店や流行りのファッション、

人気のアニメや映画からも学べることは山ほどあります。

情報発信の仕事をするまでは全く何も感じなかった世界が、
今では宝の山に見えてきます。

漫画読むのも、映画見るのも仕事の一部って考えると
最高の仕事だなと日々感じますね。

で、今回ご紹介するのはこの曲。

BAD HOPという、
日本でもめちゃくちゃ人気なHIP HOPグループの曲の一つです。

これです↓↓

タイトルは”Hood Gospel”。
曲調も好きなのですが、歌詞がこれまたすっごく良くて。

“最初は何もない俺たちだったけど、
自分たちの手で成功を掴み取ることができて、
そして次の世代に繋ぐことがいまの俺たちの役目だぜ”

みたいな。かっこいい、、
全部有言実行してるからこそのかっこよさ。
半端ないです。

まさに、ゼロからの成り上がりの様子がこの1曲に凝縮されていて、
まるでめちゃくちゃいいセールスレターを読んでいるかのような。

そしてそれぞれキャラクターが確立していて、
ファン化も完璧に行なっている。

BAD HOPのことを知らない人でも、
この歌詞を見ながら曲を聴いたら、一気にファンになってしまうと思います。

それくらいパワーワードが散りばめられているのですが、

その中でも最初の文章は、
めちゃくちゃライティングの本質を突いてます。

沢山にじゃなくて
お前だけに届けてる

超重要です。
これが重要な理由をお伝えしていきます。

ブログとか、
セールスレターを書く時に超重要なテクニックがあります。

それは、
大多数に向けて書くのではなくて、

“特定の誰か1人に向けて書くこと。”

これです。

昔の自分に向けてでも良いですし、
友達に対してでも、
何かに悩んでいる誰かを対象にしても大丈夫です。

大多数に向けて書いた瞬間に、
文章の抽象度が上がってしまって、

ぼや〜っとした文章になってしまうんですよね。

例えば、
全然知らない誰かに向けてラブレターを書きましょうって言われたら、

え？無理やん。

んーと、、『優しいところが好きです。』

え、でも誰かわからへんから、そもそもこの人優しいんか？？

ってなりますよね。文章書けないです。

それと一緒で、
具体的に誰に向けて書いてます！ってのがないと、
ぐちゃぐちゃな文書になってしまいます。

例えばですが、、

痩せるためには下記のポイントを意識しましょう。
まずは運動をした方ががいいです。ウォーキングが合う人もいれば、ランニングの方が効果がある人もいます。
そして食事制限も減量には効果的ですが、結果が出なかったり、リバウンドしてしまう人もいます。

、、ほう。んで？ってなりますよね。
こんな感じでよく分からん文章になってしまいます。

そうじゃなくて、

食事制限をしても痩せなかったあなたへ！
食事制限は減量をするために必要なポイントですが、
それ以前に、まずは運動で消費カロリーを上げましょう。

食事ばかりに気を取られて、ウォーキングなんて何年もしてこなかった。
それでは一生痩せることはできません。

痩せたとしてもまた食事が元に戻れば体重も元通り。
こんなダイエットは嫌ですよね？

と、いま私は自分の妹に向けて書いたのですが、
特定の誰かに向けて書くと具体性が出ますよね。

具体的に書くからこそ、
人に刺さるんです。

うわ、私に言われてるわ、、

ってなって、
その続きの文章を読んでもらえたり、

あるいはそのサービスに興味を持ってもらうことができるんです。

だからこそ、
私はこのBAD HOPの歌詞を見た時びっくりしすぎて、全身に衝撃が走りました。

この歌詞を書いたのがYZERRさんって言う人なのですが、
天才すぎるなと。

1番最初に、
”他の誰でもなく、あなたに向けて歌ってるんだよ”って言われたら、続きが気になりますよね。

少なくとも、言われないよりは気になると思います。
他人事ではなく、自分ごとになるからです。

あとは、
先ほどもちょっと書きましたが

この歌には彼らBAD HOPがまだまだ売れていない頃から、
日本で超有名になって、次は将来の若者たちにバトンを繋いでいく。

そんな旧世界から新世界へのストーリーが描かれています。